Action Glass WorksのDailyをお伝えします。
サーフィンをするきっかけは些細な事からだったけれども、気が付けば既に28年が経った。今までに経験した様々な物事の中でサーフィンが最も長く続いている。 始めてから数年が経過し、経験を積むに従って「趣味」という枠を超えた何かが自分の中に芽生えるようになった。それが素直に「ライフスタイル」と言えるようになったのはいつ頃だったのだろう。 良いコンディションの時にそこに居る事。仕事をしながらも良いサーフィングを追求すること。それを突き詰めていった結果がサーフィンのインダストリーに従事することだった。国内のファクトリーで働き、機会の或る度にカリフォルニアやハワイで経験を積んでから独立した。確かに苦労も多く一筋縄では物事が上手く流れないけれど、最高のコンディションを逃さずにサーフできる環境には変え難い。 始めてから80年代というディケイドの中で様々なサーファーの在り方を見て、そして感じてきた。時代と共に世間からの捉えられ方は様変わりしたが、サーフィンに対する自分の気持ちはいつも同じベクトルに向かっている。それは波に乗るというピュアな楽しさやスピリチュアルな感覚を体験する度に再認識する。 いつの時も求めていたものは同じだった。もちろん今も変わらない。 最近はそれらに加えて、より長くサーフし続ける為の体力とコンディションを維持しなければと思うようになった。 海の中でもいきり立たずに、混雑を避けてポイントを移動したり、波に合ったボードをチョイスしたりして楽しくサーフするように心掛けるようにしている。もちろん気持ちはいつも緩いままという訳ではなく、ハードなグランドスウェルにもきっちりダウンザラインを決められるように自己管理もしている。 ハードコアからメローなサーフィンまで。全てはどれも同じサーフィンであり、型にはまらずに自分のスタイルをぶれずに大切にしたい。 併せて、サーフィンを自己満足で終わらせずに、子供達に気軽にサーフィンを体験できる機会や環境を提供することができたらと考えている。スクールという形式でなくてもいい、もう少し気軽な機会。サーフィンを通して自然の偉大さや大きさを体感して欲しい。サーフィンというパーソナルな行為がもたらす様々な体験を子供達へ伝えたい。 これからも広い心を忘れずに、おごらずに、自分の道をいいリズムに乗って行こうと思っている。 Keep on surfing bra!